「起業をするにあたり、考えておくべきリスクは何ですか?」という質問への私の回答

「起業をするにあたり、考えておくべきリスクは何ですか?」

こんばんは!
I’s Food & Health LABO.代表 フリーランス管理栄養士の藤橋ひとみです。

今日は、メール講座の中で実施している「私に聞きたいこと」についてのアンケートの結果、一番多かったご質問にお答えしたいと思います。

 

いただいた回答の中で、最も多かったご質問は、

「起業をするにあたり、考えておくべきリスクを教えて欲しい」というもの。

 

・・・

 

私の回答をお伝えする前に、この質問が頭に浮かんでいた方にお伺いします。


“何も行動せずにリスクを考えること=やらない自分を許せる理由を探すこと” 

になってしまってはいませんか?

 

正直に言うと・・・

やらない方がいい理由を探し、行動しない自分を守りに入っているような思考では、起業は難しいと思います。

考える|女性|画像

 

多くの人は本能的に、変わらないことを望みます。

今、安心安全な暮らしをしているとしたら、今のままの生活をつづけた方が、生命の維持としてはローリスクですから。

 

それをふまえて考えてみると、心が「ワクワクする!やってみたい!」と思うことに対して、脳は身の安全を保つために先を読んでリスクを察知し、行動に移すのを止めさせる機能を持っているのではないかと、私は推測しています。

 

つまり、

心=好奇心旺盛な人生のアクセル

脳=リスクヘッジのプロ、生命を守る人生のブレーキ

なのです。

心:「あの子可愛いな~、触ってみたいな…」
脳:「いやいや、そんなことしたら痴漢で人生終わるよ!」

とか、

心:「空を飛んでいたいな…ここから飛び降りたらどんな感じなんだろ?」
脳:「いやいや、そんなことしたら死ぬから!」

といったように(笑)

 

私たちは日々、心と脳を戦わせて生きています。

 

だからこそ、起業に対するリスクなんて、

考えれば考えるほど、見えてくればくるほど、

未来へのワクワクした気持ちにブレーキがかかり、行動が止まりませんか???

 

 

もちろん… 起業をすると、初めてのことばかり。

未知の世界との遭遇は、ワクワクする反面、誰しもが不安や恐怖を感じているはずです。

 

でも私は・・・

日本に住んでいる限り、どんなに起業で失敗したとしても死ぬことはないと思っています。

 

住む家まで失うほどどん底まで落ちたとしても、地方に移住すれば空き家を無料で貸してくれる自治体もあれば、生活保護という制度もあるわけですから。

 

生きていさえすれば、失敗してもいくらでも這い上がってくることはできます。

 

こんなに恵まれた国に生まれたのに、挑戦しないなんて本当にもったいないと思いませんか?

 

運命の分かれ道|起業|成功・失敗|画像

 

今成功している有名な起業家さんたちも、やっていることは、本当にシンプルで…

『成功するまで、諦めずに行動し続けた』

ただただ、それだけなんです。

 

 

正直に言えば、私も起業1年目(スタートアップ)の時期なんて、思うように上手くいかないことがほとんどで、どん底の “闇の時代” を経験していますし、もう諦めてしまおうかと思った時期もありました。

 

起業直後は、ビジネスの本質をわきまえていなかったにも関わらず、一人で思考錯誤してしまったせいで、全然うまく行かなかったんですよね。

 

ほんのわずかにあった貯金は、すぐに底をつき…
お財布に100円もない(←つまり、全財産が数十円w)状態になり、

いくつかのクレジットカードは取り上げられ(泣)

ガス代も払えず、お風呂のお湯が出なくて震える…笑。

という時代も、一時ありました。

(今や起業家仲間と「あるある~」な笑い話にできる、良き思い出です…)

 

でも…

これまでの人生で、周りの人を心から大切にして生きてきたので、困ったときは誰かが手を差し伸べてくれました。

(いつも支えてくださる方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです)

 

私たちは決して一人で生きているわけではありません。

フリーランスになる=一人で何でもやらなくちゃ!

と勘違いされる方が多い気がしますが、本来はその逆なのです。

 

フリーランスとして上手くやるためには、

「一人では何もできない」ということを忘れずに、周りの人の力を借りられる、甘え上手になることが重要です。

 

きっと誰しもが、起業をすると、これまでの人生で積み重ねてきた「人とのつながりの大切さ」を身に染みて感じることでしょう。

人とのつながり|起業|画像

 

細かいリスクヘッジを1つ1つしても、リスクなんて次から次へと見つかります。

 

そんな終わりの見えない”いたちごっこ”をするよりも、
今周りにいる大切な人を大切にしながら、“本気” “強い覚悟” を持って、前に進む姿を見せていく方が、よっぽどこの先のリスクヘッジに繋がると、私は信じています。

 

キレイごとのようにも聞こえるかもしれませんが、

いや・・・コレが本当にそうなんですもの!!!

 

 

アツく語っているうちに、つい長くなってしまいましたが(笑)

「起業をするにあたり、考えておくべきリスクは何ですか?」

という質問への私の回答は、

 

『やらないリスク=機会損失』です。

やりたいと思っているだけで、ぐずぐず歩みをを止めているうちに、どんどんチャンスを失っているのです。

 

1分、1秒でも早く行動に移していれば得られたチャンスが、
この瞬間も、悩んでいるうちに、他の人の手に渡っていることに早く気付いた方がいいと思います。

 

リスク探しに時間を使うヒマがあるなら、

「どんなリスクがあってでも、起業をしたい!」という気持ちに駆り立てられるほどの

自分が人生をかけて取り組みたいと思う、ビジネスプランを練ることに時間を使ってみてはいかがでしょうか?