ついに「日本人の食事摂取基準(2020年版)」が公表されました!

こんばんは!
I’s Food & Health LABO.代表、フリーランス管理栄養士の藤橋ひとみです。
皆さんもうご存知でしょうか?
ついに・・・
『日本人の食事摂取基準(2020年版)』が公表されましたね!
昨年末のクリスマスに公表されたと思いきや、
すぐに見られなくなってしまい、
「え?!何があったの!??」と気になっていた方も多いのではないでしょうか?
誤植が複数見つかってしまい、
再度策定会の先生方の見直しが丁寧に入り、修正に時間がかかってしまったそうです。
▼そのため「正誤表」が作成されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000587100.pdf
さて、ようやく完成版を読めるようになったからには、
管理栄養士の皆さんは業務上チェックする必要がありますね!
厚労省、栄養士会が主催していた研修会に参加された方はピンと来るはずですが、
まず、最初に読むべきなのはココです。
▼どこでしょう?
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586555.pdf
今回の改定ポイントは、
~誰もがより長く元気に活躍できる社会を目指し、
高齢者のフレイル予防のほか、若いうちからの生活習慣病予防に対
ということで、
【年齢区分の変更】
・きめ細かな栄養施策を推進する観点から、
50歳以上について、より細かな年齢区分による摂取基準を設定。
【高齢者のフレイル予防の観点をプラス】
・総エネルギー量に占めるべき
たんぱく質由来エネルギー量の割合(%エネルギー)について、
65歳以上の目標量の下限を13%エネルギーから15%エネルギーに引き上げ。
【若い頃からの生活習慣予防を推進】
・飽和脂肪酸、カリウムについて、小児の目標量を新たに設定。
・ナトリウム(食塩相当量)について、
成人の目標量を0.5 g/日引き下げるとともに、
高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防を目的とした量として、
新たに6g/日未満と設定。
・コレステロールについて、
脂質異常症の重症化予防を目的とした量として、
新たに200 mg/日未満に留めることが望ましいことを記載。
【EBPM(Evidence Based Policy Making:根拠に基づく政策立案)の推進】
・食事摂取基準を利用する専門職等の理解の一助となるよう、
目標量のエビデンスレベルを対象栄養素ごとに新たに設定。
だそうです。
私も今I’sのメンバーと「DRI勉強会」を立ち上げて、
しっかりと読み込んでいる最中ですが、後回しにせずに勉強していきましょう~♪