こんにちは!
I’s Food & Health LABO.代表、フリーランス管理栄養士の藤橋ひとみです。
今回は、食と健康の専門家として健康情報を伝えるコラムの執筆をする際に必要な
「ヘルスケアライティング」のスキルの中でも、
もっとも注意深く作業をしたい出典の選び方について触れていきたいと思います。
こんな風に情報収集していたら要注意!
食と健康の専門家として適切な出典を選べている?
1)専門家として健康情報の目利きができる自信はありますか?
これまでの記事で、
ヘルスケアの分野でコラムを書く際には、
必ず紹介する健康情報に対して根拠となる出典を明示することが大切!
というお話をしてきましたが・・・
出典を明記する前に、出典選びを間違えてしまっていては元も子もありません。
ここで敢えて言うまでもありませんが、
ヘルスケアライティングでもっとも大切と言っても過言ではないのが
「適切な出典選び」です!
管理栄養士であっても誤解しがちなもっとも代表的な例は、
・大手企業のWEBサイト
・大手のWEBメディア
ではないでしょうか?
「有名だから、大きな会社が出している情報だから大丈夫・・・」
だなんて、思っていたら要注意!
もしも、そんな「感覚」でジャッジしているとしたら、
専門家としての自分のジャッジポイントを見直す必要があります。
2)こんな調べ方、していませんか?
多くの方がやってしまいがちなミスが・・・
自分が書きたい事(=結論)を先に決めてから、それにマッチした出典を選ぶこと。
これ、意外と無意識にやっちゃっている人が多いんですよね〜〜〜( ゚д゚)
例えば、
「低糖質ダイエットって本当に痩せる?」というテーマに対して、
「痩せる」と先に結論を考え、その理由になる情報を調べる
・・・というようなイメージです。
「痩せる」という結論は、自分の個人的な思い込みかもしれませんし、
それが本当に科学的根拠があるのかは、調べてみないと分かりませんよね。
世の中には様々な情報があり、
信頼性が高い国際誌に載っている研究論文であっても
減量効果あり vs 減量効果なし
の両方の結果の論文がたくさん出ています。
それなのに、
最初から「減量効果あり」を前提に情報収集をしてしまうと、
「減量効果なし」の情報が全く目に入らなくなってしまう可能性があるのです。
一般的に言われていることであっても、
イメージや思い込みを手放して、専門家として一からリサーチする必要があります。
私たち専門家には、
中立的な情報収集が求められていることを忘れずに!!
まずは「当たり前を疑え!」です。
世の中で当たり前のように広がってしまっている健康情報も、
実は根拠のないデマだった・・・とうケースが少なくありません。
それを管理栄養士や栄養士といった専門家の肩書きのもと、さらに広げてしまわないよう要注意!
情報の歪みのことを専門用語で
「バイアス」と呼びますが、
今回のケースは、出典を選びに
「確証バイアス」がかかっていると言えます。
※ 「確証バイアス」とは?
人間が思い込みから生じた仮説を検証するために、
自分にとって都合の良い情報ばかりを集めてしまう傾向性を指します。
なるべくバイアスのかかっていない情報を発信していけるように、
まずは、どんなバイアスが存在するかについて学び、把握しておくことが大切です。
次の記事では、
「具体的にどうすれば、信頼できる中立な情報を選べるの?」
という疑問にお答えしていきますね!
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