こんにちは!
I’s Food & Health LABO.代表、フリーランス管理栄養士の藤橋ひとみです。
前の記事では、
専門家として
中立的な情報収集ができることの大切さをお伝えしました。
でも・・・
ゆがみ(バイアス)の少ない中立的な健康情報って、一体どこにあるの〜!?
と心の中で叫んだ方も多いのでは?
今回はその続きとして、
食と健康の専門家として健康情報を伝えるコラムの執筆をする際に必要な
「ヘルスケアライティング」のスキルの中でも、
もっとも注意深く作業をしたい出典の選び方について触れていきたいと思います。
本来は、細かく「健康情報の質の見極め方」を伝授したいところですが、
かなり長くなってしまうことが予想されるのと、
文章だけでは、ニュアンスを伝えにくい部分もあると感じたので・・・
今回は “超シンプル” な
食と健康の専門家として参考にしてOK・NGな健康情報の見極め方を伝授します。
超シンプルな健康情報の目利き術
必ずみるべきポイントはココ!
1)OK・NGをパッと見極める時に役立つポイントは?
食と健康の専門家として参考にしてOK・NGな健康情報の “超シンプル” な見極め方は?
と聞かれた際に私がまず第一にお伝えするのは、
情報の発信元はどこか?(誰か?)をチェックすることです。
バイアス(情報の歪み)の種類の1つに
スポンサーバイアスというものがあるのをご存知でしょうか?
※ 「スポンサーバイアス」とは?
その情報を発信するために資金や労力を使っている
スポンサー企業・団体・個人に都合の良い情報だけが選ばれて発信がなされ、
都合が悪い情報が隠されてしまう情報のゆがみのこと。
よって、ビジネスが絡んでいる場合、
どうしてもバイアスがかかりやすく情報の信頼性が揺らぎやすいため、注意が必要です!
2)具体的なOK・NGケースは?
【主にOKなケース】
・政府や自治体
・中立的な研究・教育機関(公的な研究所や大学などの教育機関)
など、その情報に関わる金銭的な利害関係のない組織や個人。
【主にNGなケース】
・企業
・一般社団、財団法人(〜協会などはココ)
など、何かしらの商品・サービスを販売していて
その情報に関わる金銭的な利害があると考えられる組織や個人。
そして、発信元の記載がないものもNGとしましょう。
ちなみに、ここで言う健康情報とは、
「○○が〜〜に効果がある!」というような、
ある食品や栄養素の健康機能(効果)について述べているものを指しています。
テレビ番組や雑誌などのメディアもスポンサーありきなものの場合、
スポンサーのビジネスにとって都合が悪いことに触れることはご法度です。
だから、情報が歪んでしまうことが多いんですよね。
企業も最近は情報発信にかなり工夫を凝らしていて、
同じ業界でまとまって「〜学会」のような
一見アカデミックで中立的に見える組織を作って情報発信をしたり、
流行りのOwned Mediaを作り、
発信元が企業であることが分かりにくいようにしたりと、
情報を目利きする難易度が、どんどん高まっている印象を受けています。
・・・だからこそ、
私たち管理栄養士などの食と健康の専門家の出番なのです!!
もちろん例外もたくさんあり
この”超シンプルな目利き術”は全てに通用するわけではありません。
この分け方でOKに入っていてもNGな情報があったり・・・
NGに入っているものの中でも、OKとできる情報もありますので、
専門家なら、そこまでしっかりと見極める力をつけないといけないのが本当のところ。
しかしながら、現状を見ると・・・
ヘルスケアコラムを書く際の情報源(=出典)に
完全にNGと思われる内容・質の文献を入れてしまっている
管理栄養士・栄養士もかなり多いと感じているので、
まずは、ここから徹底してチェックをしていきましょう!
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